学会3世の憂うつ

学会3世として生まれた僕は、創価学園・創価大学を卒業した。 しかし結局、バリ活にもアンチにもなれなかった。懐疑的性格という自らの原罪を呪いながら、それでも信仰を志向して生きる煮え切らない日々を過ごしている。

政治考(公明党)

衆院選述懐 ~公明党について考えることをやめるということ~

今更ながら、衆院選について振り返ってみたい。 希望の党が躍進し、政権奪還、少なくとも安倍晋三総理の責任問題が浮上する程度の議席は確保するだろうと思われたのも束の間。あっという間に失速し、終わってみれば自公共に公示前とほぼ変わらない議席を確保…

自公政権:「お試し改憲」としての環境権

予想が外れたので、大変に驚きました。菅官房長官が、「環境権」から改憲議論を開始すると発言したのです。 www.news24.jp 僕のような公明支持層の方はよくご存知だと思いますが、これは公明党が長らく「加憲」の立場から主張してきたものです。環境権。公明…

山口公明党代表の発言に戸惑っています:「9条加憲は自己否定?」

表題の通り、山口公明党代表の発言に戸惑っています。これまでの私の「加憲」理解を覆すものだからです。 山口代表が、記者会見で「9条加憲」について言及したそうです。残念ながら、会見全文や前後の文脈がわからないのですが、複数のニュースサイトで「9条…

公明党は「変質」したのか:創価学会の自画像の投影

「公明党は変質した」「自民党化している」「平和の党の看板を捨てた」・・・ 昨年の安保法案成立ををめぐり、何度となく発せられた公明党への批判です。私も当時その一部始終を見ながら、同じような感想を持ち、公明党の「変質」を嘆いていました。 しかし…

「政教一致」は必ずしも憲法問題に非ず

池上彰のことを嫌いな学会員は多いと思う。世間で非常に人気の高い同氏の不人気たる所以は、選挙のたびに「政教分離」問題について言及してくるからであろう。 昭和45年の言論出版妨害事件(学会内では「言論問題」と呼称)以来、40年以上学会と公明党は「政…